令和元年の夏に息子が生まれ、祖父母たちはそれはもう喜んでくれました。
当時はまだ新型コロナのコの字も無くて、
「首が座ったら、おじいちゃんおばあちゃんに会いに行くね」
と、楽しみにしていたのです。
それから、自粛期間に入り、
「おちついたら会いに行くね」
と言い合って、
そしてとうとう1年がたってしまったのでした。
今回は、コロナ過での孫と祖父母のコミュニケーションについて書きたいと思います。
「コロナが落ち着く」ことは数年は無いと判断し、行動を始めた
ワクチンが開発されたという嬉しいニュースはありましたが、
まだ国民全体に行き渡るまでに1年以上はかかるという話をニュースで聞きました。
このままでは息子は、祖父母の顔を覚えないまま2歳か3歳になってしまうと考えた時、
今ハイハイしている様子や、一生懸命積み木をつんでいる姿、
この時期だけにしか見られない姿を祖父母に見せられないことはもったいないなあ~
と、考えるようになりました。
そこで、ライン通話などに付いているビデオ通話を利用し、
せめて祖父母の顔や声だけでも息子に覚えてもらおうと行動してみました。
息子と祖父母のビデオ通話の様子
休みの日の午前10時、息子の機嫌が比較的いい時間帯を狙ってさっそくビデオ通話をしてみました。
まずは夫側の秋田県に住む祖父母からです
秋田の祖母「○○く~ん! こんにちは! おばーちゃんだよ~」
息子「(固まる)」
秋田の祖母「見える~? (手をふりふり)」
息子「(スマホ画面をみて固まる)」
秋田の祖母「ほら、おじいちゃん起こしてくるからね、ほら起きたよ! おじいちゃんだよ~」
秋田の祖父「○○く~ん」
息子「(ずっと固まる)」
それからず祖父母はずっとやさしく話しかけてくれたのですが、息子は始終固まってしまっていました(笑)
あれから4~5回ほどのビデオ通話を休みの日にしているのですが、
息子、毎回固まります(汗
ですが最近は、最初こそ固まるのですが、15分ほど話していると慣れてきて、スマホ画面に映っている祖父母の顔を指さしたりするように。
ですが、緊張が解けると同時にビデオ通話に興味も失ってしまうようで、
今度は通話を無視して動き回るようになってしまいました。
だいたい20分か、長くても30分が1歳の息子の限界のようです。
なかなか思惑通りにいはいかないのが、子どもってものですよね(苦笑い
私の母とビデオ通話しているときは、比較的緊張していないので、
私自信の緊張(笑)も伝わってしまっているのかもしれません。
いや、魏父母とお話するのって、ちょっとだけ緊張しますよね……部屋の中の片付けていないところが映らないかとか(笑
祖父母ににこにこ笑いかける、といった理想にはなりませんでしたが、
どんな孫の姿でも祖父母にはかわいく思えるようで、ビデオ通話はとても喜んでもらっています。
最初の一回目はとても緊張して疲れたりもしましたが、
習慣にすることによってハードルも下がり、今では楽しみにしています。
先日はクリスマスプレゼントが両方の祖父母から届いたので、
クリスマスには両方にお礼のビデオ通話をしようと考えています。
こうやって孫と祖父母の絆をつなげるのにも努力や工夫が必要となってしまった現在ですが、
いつか気兼ねなく自由に会いに行けるようになった時に
息子が笑顔で祖父母に挨拶できるように、できることは続けていこうと思います。
著者:ちばにし[:]