季節に関係なく、ほぼ年中出荷されている野菜ですが、やはり美味しくなるのは旬な時期。供給量が多くなるので安価に手に入りますし、野菜もストレスなく育つので栄養価も高くなる傾向があります。
今回は6月から夏にかけて旬な野菜を使ったレシピをご紹介します。
6月旬の野菜はこれ! 子どもにも人気の野菜レシピ3つ
6月ごろから出荷数が増えてくる旬の野菜はトマト、キュウリ、ズッキーニ、ナス、オクラ、ピーマン、パプリカ、みょうが、らっきょう、インゲン、枝豆、じゃがいも、にんにくなど。
カラフルな野菜が多いので、いろどり豊かな料理が増えて、子どもたちの食欲を増進しやすくなります。野菜嫌いの子どもたちも、好きなメニューの中に野菜を刻んで混ぜてしまえば気にせず食べてくれます。
ご紹介するのは保育園で人気の定番メニューです。
夏野菜カレー
カレーの定番材料といえばじゃがいもですが、芋類は料理して保存すると腐りやすい傾向があります。じゃがいもは使用せずにシャキシャキした食感の旬野菜を活用。
苦みや青臭さのあるピーマンやパプリカ、トマトなどの野菜は小さく刻んで、味が薄く染まりやすいズッキーニやナスなどの野菜は食感を残すサイズにカット。
「この野菜なにかな?」「なんの野菜が入っていると思う?」という会話が食育にもつながります。
材料
- 挽肉
- 人参
- たまねぎ
- ピーマン
- パプリカ
- ナス
- ズッキーニ
- トマト
- にんにく
- 油
- カレールウ
作り方
- にんにく、人参、たまねぎ、ピーマン、パプリカをみじん切りに、トマトは角切り、ズッキーニ・ナスは輪切りにする。
- 油をひいてにんにくと挽肉を炒め、香りが出たら人参、たまねぎを柔らかくなるまで炒め、最後に残りの野菜も混ぜて軽く炒める。
- お湯とカレールウを入れて煮込む。
オクラ豆腐ハンバーグ
ネバネバのオクラは食感が硬めなので、年少さんはあまり好まない傾向がありましたが、刻んでしまえば気にならないみたいです。
ちなみにネバネバする成分はペクチンという水溶性食物繊維。
腹持ちがよいので食べ過ぎを防いだり胃腸を整える効果があります。
冷蔵保存すると2~3日でしなしなしてしまうのですが、ラップで包んでジップロックに冷凍保存すれば長持ちさせられます。
材料
- 木綿豆腐
- オクラ
- パプリカ(赤・黄色)
- 鶏挽肉
- 片栗粉
- パン粉
- 卵
- 塩コショウ
- 油
作り方
- 木綿豆腐のフタに切り込みを入れて逆さにしてしばらく水抜きしておく。
- オクラ、パプリカを刻み、挽肉、パン粉、片栗粉、水抜きした木綿豆腐を混ぜる。
(片栗粉は豆腐のつなぎの役目になります) - 2を食べやすいサイズに小分けし、平べったく小判形にし、中央を窪ませる。
(両手で軽くキャッチボールするように空気を抜いておくと焼いたときに崩れにくいです) - 油をひいたフライパンに並べてから中火で焼き、表面が白くなったらひっくり返し、裏面も白くなったらフタをして弱火で火を通す。
(表面が生焼けのままフタをすると肉汁が逃げてしまうので、表面を軽く焼いて閉じ込めると美味しく仕上がります)
枝豆入りメンチカツ
お酒のおつまみになる枝豆ですが、大豆なので栄養価が高いです。調理したての塩気のある枝豆がおいしいという子どもも意外に多かったりします。
時間が経って食感を損なったものは捨てていませんか?
そんな時は皮を除いて炒め物や挽肉などの料理に混ぜれば捨てることなく子どもでも食べやすくなります。
材料
具
- 豚挽肉
- たまねぎ
- 枝豆
- 卵
- 塩コショウ
衣
- 卵+小麦粉+水(ホットケーキの生地よりゆるいくらい)
- パン粉
- 揚げ油
作り方
- みじん切りのたまねぎ、挽肉、枝豆、塩コショウを混ぜ合わせる。
- ハンバーグのように平べったい円盤にして卵+小麦粉+水にくぐらせパン粉をつけて揚げる。
- 160~170度くらいの油で揚げる。
※揚げ方について
子どもが食べやすい手のひらサイズに平べったく成型すると火の通りが早いです。一気に何個も入れると油の温度が急激に下がってしまうので一つ入れて浮き上がったら追加していくタイミング。始めの一個の中身を確認して火の通りと時間の目安をつけてみるようにします。
色とりどりの野菜をたくさん使うので、刻んだり、こねて小分けに成型したり、枝豆の皮を除いたりする作業は子どもも巻き込んで一緒に料理すると食事もグンと美味しく感じられると思います![:]