6月になりました。ここのところ雨の降る日も多くなり、梅雨入りももうすぐな時期になりました。梅雨になると子どもの遊びは屋内遊びが増えてきます。そこで活躍するのが絵本。そこで今回は、雨の日の読み聞かせ絵本をいくつかご紹介したいと思います。
バムとケロのにちようび
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有名な「バムとケロシリーズ」の第1作目です。読んだことのない方でも、きっと目にしたことのある方は多いと思います。「バムとケロシリーズ」はどれも面白おかしく、楽しく読むことのできる本ばかりなのですが、雨の日にということで、今回はこちらをご紹介したいと思います。
雨の日に家で読書をしようとするバムですが、家を掃除したり、ドーナツを作ったり、本を探しに屋根裏へ行きひとハプニングあったり・・・と、本を読むにも一苦労なバムの雨の日の一日を描いています。しっかり者の犬のバムといたずら好き遊び好きのカエルのケロちゃんの、関係性もとても面白いです。そして、絵が細部まで丁寧に絵ががれていて、我が家の子どもたちは絵に描かれた「小さな何か」を発見するのがとても楽しそうです。なので、文字は多くないのですが、1ページ1ページゆっくり楽しみながら読める本です。
おおきなおおきなおいも
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白、黒、紫で描かれたシンプルな絵がとても印象的な絵本です。
幼稚園のいもほり遠足の日、雨が降って、いもほり遠足を一週間延ばすことになってしまいます。子どもたちは残念がり・・・そして、大きな紙におおきなおいもを描くことを思いつきます。そして、描きあがった大きなおいもから、子どもたちの空想がどんどん広がり・・・。
この本は、文章もリズムのある短い文章がならんでいます。ページ数は少し多めですが、一言しかないページもあり、リズミカルに話が進んでいきます。
初刊から40年以上。長く読まれ続けている絵本です。
すてきな三にんぐみ
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フランス出身の、風刺画なども描かれていたトミー・アンゲラー(1931~2019)が自身の娘さんに捧げたという絵本です。
馬車を襲っては宝を盗む三人の泥棒がいました。ある日、襲った馬車に孤児の女の子が乗っていました。三人はその女の子を「アジト」へ連れて帰ります。女の子は、三人のアジトにある宝を見て「これどうするの?」と問いかけます。三人はそこで初めて宝の使いみちを考えます。そして、お城を買い悲しい孤児を集め、みんなでお城で暮らし、いつしか町ができ・・・。
絵は、青と黒を基調とした少し怖い感じの絵。「泥棒」は悪いこと、でも女の子や子供たちは逃げなくて・・・子どもたちには少し複雑な内容かもしれませんが、善悪を考えるきっかけの一つにはなるのではないでしょうか。
そのほかにも・・・
からすのぱんやさん
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しょうぼうじどうしゃじぷた
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子どもと一緒に絵本の世界を共有するのは、読む方とっても楽しい時間です。これからの雨の時期、親子でゆっくり読み聞かせ時間、過ごされてみてはいかがでしょうか。
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