今月から発達障がいをお持ちのお子さんのママの声をカタチにした、Checkie! マグネットのクラウドファンディングが始まりました。
(2019年6月27日募集終了)
クラウドファンディングは、多くの投資家から資金提供を募集し、個人・事業会社・プロジェクトなど幅広い分野への資金調達の手法としても近年注目されています。
わたしはこれまで「発達障がい」というワードを耳にする機会がなく詳しくなかったのですが、Checkie! マグネットなどプロダクトに関わるようになって、ユーザーの一部の方々から声を聞き、関心をもつようになりました。
同じように「発達障がいってなんだろう?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、子どもにも分かりやすく楽しめるような人形劇で解説されたテレビ番組(webサイト)をご紹介します。
発達障がいなど多様性への理解を深められる! 子どもの教育番組
NHK Eテレの教育番組で放送されていた「u&i」。
発達障がいなどの困難があるこどもたちの特性を知ることで、多様性(ダイバーシティ)への理解を深めるこども番組です。
主人公である子どもと妖精の対話劇を中心に、困難のある友達の“ココロの声”に耳を傾けながら、その悩みや特性を知り、どうしていくのがいいかを考える力を身につけていく内容になっています。
声の出演には、小中学生に人気のある伊野尾慧 (Hey! Say! JUMP)、きゃりーぱみゅぱみゅなど。
見た目には他の子どもたちと変わらないのに、授業に集中できなかったり、リアクションがちょっと違う性格をもったさまざまな登場人物を取り上げています。
「あの子がわたしと違うのは何でかな?」と自分視点で考えるだけではなくて、障がいを持った子ども視点からのものの感じ方や考え方も描かれているので、子ども自身が相手視点でも考えられるような構成になっています。
番組制作に関わったクリエイターの菱川勢一さんに直接お話を伺ったことがあって、人形を動かしているのは今では数少ない指折りの人形師さんだそうです。
また番組制作には各分野の専門家の方も関わっているそうで、誤った情報を伝えないように分かりやすい配慮がされています。
現在もテレビ放送していて、特設サイトが学校の教材としても活用されています。(放送リストはこちら)
10分間の番組が動画で無料配信中。2分間のアニメ動画も分かりやすく作られていて目からウロコでした。
最近になって多様性というワードを耳にすることが増えていますが、子どものころから自分と人との違いを受容できるような機会を作ってあげることも大切かなと思います。
期間限定のクラウドファンディング「子どもが自分で行動管理できる、かわいいマグネットを障害児用につくりたい!」
発達障がいのお子様をお持ちのママから、子育てサポートグッズの日常生活用を作ってほしいという声から作られたのが「Checkie! マグネット(チェキマグ)ー日常生活版」です。
今までのマグネットは「持ち物アイテム」のイラストでしたが、アクション(行動)がイラスト化されています。
「発達障がいのトレーニングに、日常生活用マグネットを作って欲しい」と寄せられた経緯をはじめて伺った際、子どもの自己管理スキルを伸ばしてあげたいと悩むママならではのアイデアだと思いました。
マグネットのイラストは、デザイン案からが完成までのプロセスをみていて、一般的な感覚よりもより分かりやすいイラストになるよう工夫が凝らされていました。
昼寝のイラストでは両手を上げて寝るのが正しいと受けとらないように配慮したり。顔を洗うイラストでも、水を飲んでいると受けとってしまわないように伝わりやすい角度にしたり。
食事のイラストはよく見ると朝・昼・晩で違いが分かるように太陽と月の位置が工夫されています。
クラウドファンディングのような支援型にすることで、ブランド周知だけではなくて、発達障害や自閉症など日常生活に支障があるお子様をお持ちの方々への理解を深めるきっかけにもなるのではと思います。
子どもが自分で行動管理できる、かわいいマグネットを障害児用につくりたい!というクラウドファンディング募集は期間限定です。
プロジェクトを支援したい方は こちらのサイトへ
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