長女は歩き始めた1歳頃からよくお散歩に出掛けていました。次女はというと中々、連れて行けませんでした。2人を連れてお散歩に行くと、自動車や自転車にぶつかりそうで危なかったからです。そのせいなのか次女は足も細く、転びやすいです。もっと連れていってあげてればと思う事が多々あります。
その次女が腕を痛めたときのことを書いていきたいと思います。次女が帰宅してトレーナーの袖を見ると破れていたことがありました。園庭の遊具に引っかけたのかな? と思い、先生も特に気付いたことはなかったようです。破れた理由はわからないままでした。
当日はトイレで腕が痛いと泣きだしました。転んだのかなと思い深刻には考えていませんでした。次の日も右腕を下にダランと下げたままで昼食を食べて、さすがに腕を下げたまま食事をするのは変だなと思い病院を受診しました。
結果は肘内障(ちゅうないしょう)。いわゆる腕が抜けたという状態になっていました。ひじの骨のいちばん上の骨頭部というところが、ひじの輪状靱帯(りんじょうじんたい)という靱帯から外側へ手の方にずれることで起きる亜脱臼です。 文章ではわかりにくいので母の描いた下のイラストをご参考にして下さい。
肘内障は、2~6歳の子どもに多い そうです。骨格が発達するにつれ、起きなくなっていきます。
— 肘内障 娘の場合 —
♦ 肘内障のチェック
・ 腕を痛がる
・ 腕をダランと下げている( 下げていると痛みが治まる )
・ バンザイのかっこうができない
・ 腫れはない
・ 検査をしてもレントゲンには映りません( 骨折の場合、レントゲンに映ります )
◎ 肩や手首の骨折という場合もあるので、どの部分が痛いのか、腫れはないかなども確認してください。
♦ 治し方
手のひらを上にし、脇を締めて肘を45〜90度曲げた状態で、手のひらを内側に返す。これで治らなければ、そのまま手の甲が上を向いた状態から、今度は手首を逆回りで元に戻す。靱帯が元通りになれば、すぐに腕を動かせるようになります。
♦ 治した後
遊んでいるときに痛がらないか、腕をかばう様子がないかを確認しましょう。治療は小児科や整形外科を受診しましょう。ちなみに娘は近所の外科に行きました。先生は肘内障だと診断して3分ぐらいの短時間で治して頂けました。
♦ 注意点
・ コツを覚えれば親でも治せるそうですが、骨折だった場合は悪化させてしまうこともあります。病院への受診をお勧めします。
・ 10歳以上になって腕を痛がる場合、念のため骨に異常はないか検査をしてみましょう。
◊ どんなことで肘内障になるの?
・ 乱暴に手を引っ張る
・ 手を繋いで遊ぶ
・ 転んで手や肘をつく
・ 鉄棒にぶら下がる
・ 寝返りを打って腕を巻き込む
筋力の弱い子供は何気ないことがきっかけで肘内障になることがあります。お友達と腕を引っ張り合って遊ばないように声をかけていきましょう。
これから秋の運動会を迎える子どもたちが多いはずです。普段より活発に腕を動かすことが増えるため、子どもに変わった様子はないか、気を配りながら生活していけたら良いですね^ ^
★ 個人の経験談になります。症状が似ているからといって肘内障とは限りません。ご参考にして頂き、必ず医療機関を受診しましょう。
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