発症 目ヤニ→高熱→咳→嘔吐
先週は次女が夏風邪で体調を崩して、続いて長女も40度の高熱を出しました。娘は熱が上がると嘔吐します。今回は豪快だったので布団やシーツを捨てるはめに。子供の布団はニトリに限りますね。就寝時に仰向けで吐いたため、顔と髪もすごいことになりました。嘔吐物を喉に詰まらせることもあるので、体調が悪い時は横向きで寝るように注意してくださいね!
最初は目が痒い、目ヤニが多く出ることから始まりました。起きると目ヤニがベットリ張り付いて、目が開きません。その2日後に40度の高熱が出て嘔吐。食欲もなくなり、喉の痛みと咳が続きました。
原因は風邪を引き起こす主要病原アデノウイルスでした。アデノウイルスは夏になると増える結膜咽頭熱(プール熱)の原因にもなるウイルスです。
飛沫や接触、便などから感染します。感染してから発症するまで潜伏期間が5〜7日。潜伏期間が長いアデノウイルスは健康保菌者(体力があり感染はしているが症状を発症していない人)からの感染もあります。小児科の先生によると、プールに一緒に入る・目を触った手でおもちゃを共有するなど簡単に感染してしまうとのこと。
— アデノウイルスに感染 結膜咽頭熱 娘の場合 —
♦検査
症状で診断されたため検査はありませんでした。症状で判断がつかない時は鼻汁を採取し迅速診断します。検査結果は約15分(病気の初期には陰性となることもあります)
♦治療
毎日飲んでいる喘息の薬にプラスして、咳止めと点眼薬の処方がありました。アデノウイルスには特効薬はないようです。主症状に合わせた薬で症状を和らげます。例えば、目の症状には点眼薬。咳には咳止め。胃腸炎には胃腸薬といった感じですね。
♦回復までの生活
- 高熱が続くため脱水症状にならないための水分補給
- 充分な睡眠をとりましょう
- 食欲不振には喉越しが良いものを食べましょう(娘はうどんと杏仁豆腐なら食べていました)
- 目ヤニは固まるので濡れたガーゼなどで優しく拭き取りましょう(感染予防にはウェットティッシュで拭いて捨てる)
♦感染後の注意
- タオルや食器などの共用は避ける
- お風呂は家族の最後に入浴する
- 赤ちゃんが感染した場合、オムツを交換する際も注意が必要です(使い捨て手袋とマスク着用)
- 症状が治った後でも2週間~1ヶ月程度はウイルスが排出を続けます
♦登園や登校
主要症状が消退して2日経過しないと出席できません。主治医に出席しても支障ないか確認をとりましょう。
♦アデノウイルス 症状チェック
・高熱 (38度〜40度の熱) ・咽頭炎 (喉の腫れ、痛み) ・結膜炎 (目ヤニ、充血)
3つはよく出る症状です。他には角膜炎、咳、食欲不振、腹痛、下痢、下腹部痛、頻尿、血尿など。
◊アデノウイルスに感染すると軽い風邪で済む事もあれば、下記のような病気になることもあります。特に子どもは①、②になることが多いです。
① 咽頭結膜熱(プール熱)
② 流行性角結膜炎(はやり目)
③ 胃腸炎
④ 急性呼吸器感染症
⑤ 出血性膀胱炎
♦服薬管理に便利なアプリ ココカラファイン 「お薬手帳」
以前、溶連菌感染症の記事で紹介した病状を入力するアプリ「おうちカルテ」も役に立ちます。また忘れてしまいがちなお薬手帳をアプリでも管理する事にしました。薬局で忘れた際はアプリで服薬履歴を確認しましょう。
使い方はお薬手帳の内容と同じことを順番に入力していきます。
①名前 ②住所 ③生年月日 ④副作用はあるか ⑤アレルギーはあるか
⑥病歴 ⑦処方された病院 ⑧処方薬(服薬時間、量、日数)
⑧の処方薬は画像を撮って表示できるので、お薬手帳より分かりやすいです。
- 家族全員のお薬を管理することができる
- 飲み忘れ防止アラームを設定できる
- 体調管理メモ機能がある
- 処方箋の画像を送信して指定した薬局で受取る事も可能です (指定できる薬局が限られている)
感染するとアデノウイルスとの戦いは長期戦になります。うがいを必ずして、ミューズなどの石鹸で手を洗いましょう。
これから夏本番!予防しながらプールを楽しみたいですね^ ^
★注意
症状が似ていても同じ病気とは限りません。必ず、医療機関を受診しましょう。
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